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ボーイングKC-767が来る~☆ [飛行機]

画像 当初、2月中旬に来る予定の航空自衛隊用の空中給油機KC-767の納入が3月中旬以降に延期された。
 日本向けKC-767は01年12月に採用が決定し06年12月27日に初飛行、07年2月17日には空中給油機能のテストを開始、全部で4機が発注されて07年から1機づつ配備される予定。KC-767が配備される小牧基地には格納庫が建設されて納入を待っている。
 
 KC-767はボーイング767-200ERがベースの空中給油機兼自衛隊最大の輸送機で航続距離も長い。欠点は1機約275億円と高価な事で、自衛隊ではヘリや余ったC-130Hハーキュリーズの転用、国産輸送機C-1の後継機の川崎重工で開発中の次期国産輸送機C-Xベースの給油機開発も検討されているようです。
 P3Cの後継機の川重次期国産対潜哨戒機P-Xも08年から納入の予定。
 ボーイング767-200ERベースの早期警戒管制機AWACSのE-767は93年度に2機、94年度に2機発注されて、767本体は94年に初飛行、レーダーシステムを搭載した機体で96年に初飛行、98年3月に4機納入され、今のところ日本でのみ運用中。
 
 先日、沖縄の那覇基地に配備された米の最新鋭戦闘機F-22もハワイから来る途中に硫黄島上空でKC-135から空中給油を受けていました。日本の戦闘機が米本土で訓練を行うために太平洋を渡ったときも米軍のKC-135から給油を受けており、空中給油機は戦闘機の運用に欠かせない航空機なので自衛隊は導入のために早くから米軍と共同で空中給油の訓練を続けていた。

 イラクで活動中の自衛隊のC-130Hは航続距離が短く、イラクに行くのに途中何回も着陸して給油が必要で5日もかかりました。これからの自衛隊は海外任務が重要となるので足が長く中東まで1・2日で行き、C-130Hの5・6倍の貨物積載量を持つKC-767の輸送機としての活躍も期待できそうです。
 
 空中給油機があれば北朝鮮や中国を攻撃する事も(憲法を改正すれば?)可能になり、給油のために基地に帰る必要もなく戦闘機の効率的運用も出来るので日朝の拉致問題協議にも有利に作用するかもしれません、なんとか早く来て欲しいものです。

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ボーイング、航空自衛隊向けのKC-767空中給油機の最終飛行テストを実施
【テクノバーン】(2007/3/1 12:38) ボーイング社は2月21日、日本の航空自衛隊向けに生産を進めてきたKC-767空中給油機に関して飛行中の機体から給油用のブームを伸ばして空中給油機能のテストを開始したことを発表した。  最初の空中給油機能のテストは2月17日、同社の防衛部門があるカンザス州ウィチタで実施。飛行中の機体から給油用のブームを伸ばすことによってブームが正常に機能することが確認された、航空自衛隊への納品は3月中旬の予定。当初、納品は2月28日を予定されていたが、ボーイング社側の作業工程に遅延が生じた結果、半月程、納品が先延ばしとなった。

KC-767空中給油・輸送機の納入遅延について
平成19年2月16日 防衛省HP  2月15日、伊藤忠商事から防衛省に対し、製造元である米ボーイング社における作業等の遅延により、納期である2月28日までにKC-767空中給油・輸送機を防衛省に納入することができなくなったとの報告がありました。  機体の納入は3月中旬以降になる見込であるとの報告を受けております。  当省としては、伊藤忠商事に対し、可能な限り早期に納入するように要請しております。

(ボーイング社HP)
日本向けKC-767空中給油機の初飛行完了
2006 年12月21日 セントルイス発  ボーイングは本日、日本の航空自衛隊向けKC-767空中給油機が初飛行を実施、成功裏に完了しました。日本にとって初の導入となる空中給油機、KC-767型機は、従業員、顧客、サプライヤーなどの関係者が見守るなか、カンザス州ウィチタのボーイング統合防衛システム部門の施設に隣接するマコーネル空軍基地を離陸、3時間半のフライトを完了しました。なお、日本へのデリバリーは、2007年2月を予定しています。

空中給油機の配備先小牧基地に内定 防衛庁
(中日新聞2003年7月20日朝刊より)  航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)が有力候補に浮上していた空中給油・輸送機の配備先について、防衛庁が同基地に内定し、防衛施設庁職員が地元自治体のうち愛知県春日井市の関係者に打診していたことが19日、分かった。防衛庁は来年度予算の概算要求に格納庫建設費を計上するが、配備基地は明記しない方針。地元の反応を見ながら最終決定を先送りする異例の対応となる。  空中給油機は飛行中の戦闘機などにホースで燃料を供給する航空機。機体はボーイング767で、防衛庁は4機の導入を決め、2007年度から1機ずつ配備する。輸送機としても活用できることから、配備先を輸送航空隊のある小牧基地、入間基地(埼玉県)、美保基地(鳥取県)の3カ所に絞って検討していた。  小牧基地は本州中央部にある地理的な優位性に加え、併設の名古屋空港が05年2月に開港する中部国際空港に移転した後は滑走路が空き、離着陸の利便性が増すことから内定したとみられる。  防衛施設庁の地元への打診は今後本格化する見通しだが春日井市の鵜飼一郎市長は先月、「配備は容認できない」と表明している。打診が難航した場合、十分な長さの滑走路と駐機場を持つ美保基地が浮上する可能性もある。

空中給油機 小牧基地、有力配備先に
06年度名空港の跡地利用で (中日新聞2003年7月6日朝刊より) 2005年2月の中部国際空港開港後の名古屋空港(愛知県豊山町)の跡地利用をめぐる問題で、政府が06年度から導入する空中給油・輸送機の配備先について、名空港と滑走路を共有する航空自衛隊小牧基地(同県小牧市)が有力な候補地になっていることが防衛庁関係者の話でわかった。  空中給油・輸送機は飛行中の戦闘機にホースを接続して燃料を補給できるが、運用の主力は、国連平和維持活動(PKO)などに伴う海外への物資輸送、緊急時の海外からの邦人輸送。  小牧基地では、イラク復興支援のヨルダン派遣のように、所属する第1輸送航空隊が頻繁に海外へ派遣されるが、保有しているC130輸送機は航続距離が短く、中東方面に行く場合、約3、4トンの物資輸送が片道で5日ほどかかる。空中給油・輸送機が配備されると約20トンを2日で輸送できるという。  防衛庁関係者によると候補地には、小牧のほか千歳、百里、浜松の各基地もあがっているが、小牧は日本の中央に位置し、駐機する場所を見込めるという利点がある。  導入には新しい格納庫などの整備が必要になるため、防衛庁は遅くても年内に配備先を絞りたいとしている。  小牧への動機の配備をめぐっては、隣接する春日井市の鵜飼一郎市長が先月の議会で、基地機能の拡充に繁多する立場から「容認できない」と表明。昨年9月には、浜松基地がある静岡県浜松市の北脇保之市長が議会で「(配備は)望ましくない」との見解を示しており、防衛庁は絞り込みに苦慮している。

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